放射線科より

CTMRIについて

CT(Computed Tomography コンピュータ断層撮影の略)…人体の周りを回転しながらエックス線を当て、その情報をコンピュータによって処理して人体の断面像を得る装置。 

MRI(Magnetic Resonance Imaging 磁気共鳴画像の略 )…非常に強い磁石と電磁波を利用し、人体を任意の断面(縦・横・斜め)で画像表示することが出来る装置。  


CT検査
放射線(X線)を利用した検査
検査時間が比較的短い(1部位:10分程度)

【長所】
・騒音、閉鎖感が少ない
・骨、肺の内部構造などが明確に描写される
・体内に金属が入っていても撮影できる
※ペースメーカ・ICDは機種によっては不可

【短所】
・放射線による被ばくがある
・MRIに比べて軟部組織の変化がわかりにくい
・骨に囲まれている部分はアーチファクト(画像の乱れ)が出やすい


MRI検査
磁場と電波を利用した検査
検査時間が比較的長い(1部位:30分~1時間程度)

【長所】
・放射線による被ばくがない
・軟部組織構造の描出に優れている
・骨によるアーチファクト(画像の乱れ)が少ない
・造影剤を使用せずに血管の走行を描写できる

【短所】
・装置が狭い
・騒音が発生する
・動きに弱い
・骨などの石灰化層の情報が得にくい
・磁気に反応する金属などが体内にある場合、検査を受けられないことがある


※CT検査はX線を使い、MRI検査は磁場と電波を使って身体の中の画像を撮ります。それぞれ使うものが違うように、画像にも特徴があります。臓器や疾患の違いや診断・治療目的によって使い分けられます。

※診断に用いる放射線は人体に影響がないレベルです。

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