こんにちは。
ろうけんかづさ栄養士です。
急に寒くなりましたが、体調など崩されてないでしょうか?
今回は水分のとろみについてお話ししたいと思います。
高齢になると、飲み込む力が弱くなり、水分にむせてしまうことが出てきます。これは、水のようにサラサラの液体は動きが速く、誤って気管に入りやすいからです。
こういう方には、水分にトロミをつけてあげると、トロミをつけることで液体の動きがゆっくりになり、また、まとまりやすくなるため、スムーズに飲み込むことができます。
しかし、トロミの付け方が人によって違うと危険なので、日本摂食嚥下リハビリテーション学会というところで、トロミを3段階の硬さに分けて目安として表示しています。
【薄いトロミ】ストローで容易に吸うことができ、スプーンを傾けるとすっと流れ落ちる。
【中間のトロミ】ストローで吸うのは抵抗があり、スプーンを傾けると、とろっと流れる。
【濃いトロミ】明らかにとろみがついており、スプーンで吸うことは困難。スプーンを傾けても、ある程度形状が保たれ、流れにくい。
ろうけんかづさでも、トロミが必要な方には、上を目安にしながらトロミの食事を提供しています。
トロミは、トロミ調整食というものを使用しています。これもすごくたくさん種類があるのですが、水分と混ざった時にできるだけ無色透明、無味無臭なものを厳選して使用しています。
最後になりましたが、今月の誕生会では「鳴門金時のショートケーキ」を提供しました。
鳴門金時の風味をモンブラン風に仕立ててあり、ほっこりスイーツでおいしかったです。